ナマステ.
neruneruna7です. 一部の知り合いは,ペヤング川ガンジスのほうが通るかもしれません.
あらかじめ断っておくと,これは個人的なログです.組織を代表したログではありません.
さて,5月24日に愛・地球博記念公園の地球市民交流センターで,Aichi Tech Day 2026が開催されました. 私が代表を務める名城大学のコミュニティ,Idea×Techも出展させていただきました.
その備忘録です.
出展したもの
キーキャップ・キースイッチを使ったLED入り光るストラップの製作体験を出展しました. 参加者に組み立ててもらう体験です.
S-08: キーボードパーツが大変身!? | 出展ブース思わず押しちゃうアクセサリ作りAICHI TECH DAY 2026 公式 Web サイト
役割
代表ということで,ブースの最終的な責任者です. ブースの内容や設計から何から,イベント準備のほとんどは別の運営メンバーがやってくれました. ありがとう.
準備・考えたこと
Aichi Tech Day,以下テックデイは,子供向けのイベントっぽい雰囲気がありました. 家族連れで来るでしょうから,幼い年齢層の子供も参加している可能性は考えられました.
ところで,我々のブースでは,キースイッチ・LED・ボタン電池などを扱います. これらは身近でありながら,怪我のリスクがあります.
尖っているピンによる怪我はもちろん,キーキャップ・ボタン電池の誤飲は非常に危険です. 窒息,食道の激しい損傷が考えられます.
ですから,コミュニティの代表としては安全に配慮し,非常時に備えなければなりませんでした.
主催者とのミーティングで参加者が怪我したときの対応について話しましたし,ブース用に非常時マニュアルを作成しました. マニュアルは長々と書いても,いざというときに迷ってはいけません. 端的・簡潔・最低限を心がけました.
シチュエーションとしては,考えられる主要な事故である次の3つのみを書きました.
- ボタン電池誤飲
- キーキャップ等誤飲
- その他怪我
また,次の情報を記載しました.
- イベント本部の場所
- ブースの場所・住所
- 対応手順
- 周囲の人への説明文書
- 注意点
救急車を呼ぶ際に必要な情報
- 使用したボタン電池の種別
- 発生した事象
- 発生時刻
もしものときに,簡潔にやるべきことと注意点を把握でき,迷わないようにという基準で書きました.
窒息時用のマニュアルは,日本医師会のものを印刷させていただきました. 可能な限り即時の応急処置が必要で,それには信頼できる情報を書かなければなりませんから.
作成した非常時マニュアル
公開用に一部改変したマニュアルは,元のnote記事からダウンロードできます.
日本医師会「気道異物除去の手順」
https://www.med.or.jp/99/print_kido.pdf
また,雑用として製作マニュアルの印刷もやりました. 当日を考えると,マニュアルの全体がパッと見られたほうが嬉しそうです. ホチキス留めも考えましたが,簡単にばらせるほうが見やすいと考えて,ゼムクリップにしました.
製作体験用テーブル4つに合わせて4部と,予備1部を印刷しました. マニュアルが何かしらで失われるなどして足りなかったら,手空きの人員に付近のコンビニで印刷してもらうという手も取れそうでしたし.
当日
本当に本当にありがたいことに,非常時マニュアルの出番はありませんでした. よかった…….
そして,ありがたいことに予想を遥かに超える大盛況でした. 参加者が30~40分待ちになるほどの列になっていて,嬉しい悲鳴というやつです.
製作マニュアルをばらせる形にしたのは正解でした. ホチキス留めしていたとしても,引きちぎってばらしていたでしょう. いちいちめくる余裕はありませんでした.
反省点
とはいえ,課題・反省点も多くありました.
パーツ配置の安全に気が回らなかった
パーツは専用のテーブルにまとめて配置していました. ある程度まとめて受付に回し,必要分のパーツを受付で受け取ってもらって,スタッフのいるテーブルで製作を教えるという流れでした.
ですが,あまりの忙しさゆえ,パーツ用テーブルが誰かに触られていないかまで確認しきることはできませんでした. ふらっとやってきた子供が,好奇心のままにパーツを触るというケースも考えられます. 小さな子供は手が届かないとは思いますが,一応です.
また,パーツ,特にLEDが地面にいくつか落ちていることもありました. 床に落ちたパーツは,小さな子供でも簡単に手に取れてしまいます. このあたりは意識して徹底するほかなさそうです.
製作マニュアルは足らなかった
予備は予備ではありませんでした. 開始直後から想定以上に盛況で,テーブルを1つ増やして対応しました. つまり,5部全部がフル稼働です.
また,いくつかは行方不明になりました. 正確には,どこかのテーブルに移動してしまっただけなのでしょう. どこかにはあるはずなのですが,探している余裕がありませんでした.
今回の製作マニュアル印刷自体のコストは低いですし,少なくとも必要分の1.5~2倍程度は用意するべきだったかもしれません.
大盛況時の対応を想定できていなかった
どうしようと悩むばかりで,判断を下せませんでした. 今回のイベントを主導してくれた運営仲間が,こういったイベント運営に慣れているので,なんとかしてくれましたが.
継続的に30~40分待ちの列となり,スタッフの休憩時間,昼食時間が取れない状況でした. 何かしら解決しなければなりません.
整理券を配るかとも考えましたが,時間を伝える手立てがありません. スタッフに昼休憩は与えなければならないし,かといって参加者の皆様をあまり待たせるわけにもいかない,となっていました.
結局,運営仲間が,一旦新規に並ぶことを停止して今の列をさばき切ったら休憩,その後空いた人から昼休憩を取り,指定した時間に再開する,と指揮を執ってくれました. 頼もしい.
いざというときに備えなければいけない立場として,私はうまく動けなかったのです.
スタッフに昼休憩・昼食の時間は与えなければなりません. 当然です.
一方,参加者の列をあまり長くしてしまうと,参加者が他のブースを回る時間が失われてしまいます. これは,テックデイというイベント全体の損失になります.
列になるほどの大盛況を,全く想定できていませんでした.
では,どうすればよかったのか.
我々はITコミュニティですから,整理券アプリを作るというのも手です. 参加者が並ぶ時間を最小化し,イベント全体としても良い結果が得られます.
運営仲間がやってくれた,一旦止めるというのも手でしょう. 今回の状況では,とても良い手だったと考えています.
時間は大まかでよいから,製作1グループ当たり15~20分と決め打ちして,整理券を配るべきだったかもしれません. 事前準備では5~10分と想定していましたが,当日はそれよりもかかっていました.
あらゆる失敗は学習の機会です. きっと次の私は,よりうまくやることでしょう.
大盛況のブースの経験は,積もうと思っても積めないものでしょうから,貴重な機会になりました. イベント運営に慣れている仲間がいたというのも,なんとありがたいことか.
次はもっとうまくやってみせる.
最後に
大変でしたが,とても楽しかったです. モノづくりの楽しさ・面白さを伝えられたと考えています.
出展を誘っていただいた町田様,イベントのほとんどを主導してくれた運営仲間,当日スタッフをやってくれたメンバー,参加していただいた皆様,ありがとうございました.
